うたあわせプロジェクト vol.12 第77首 崇徳院【詞花集】

こんにちは、おもいびとの“やよい”です。


デザインフェスタvol.53、無事終了致しました!

2日間お越しいただいた方々、ありがとうございました。

初出展で至らぬ点多々あったと思いますが、多様な世界観に触れられ、いろんな方とお話しができて、

とても貴重な時間を過ごさせていただきました。


さて、引き続きうたあわせプロジェクトの各首解説にまいりましょう。

今回はうたあわせのメインビジュアルでもある、第77首です。


第77首 崇徳院(すとくいん)1119‐1164【詞花集】


『瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ』







【歌の解説】

川の流れが速く、急流が岩にせき止められてふたつに分かれても、いずれひとつになるように、今は(あなたと)離れ離れになったとしても、いずれ再びお逢いしたいと思います。


岩に当たってせき止められた川の水がふたつに分かれて流れ落ち、再びひとつにまとまる様子を、離ればなれになった恋人への想いに重ねて詠う激しい一首です。「障害を乗り越えても必ず逢おう」という強い気持ちが込められています。後世には、崇徳院の不遇な生涯とこの歌を結びつけ、強引に譲位させられた無念の想いが込められている、と解釈する研究者もいるそうな。


【作者の解説】

鳥羽天皇の第一皇子で、第75代天皇。鳥羽上皇の死後、後白河天皇との間で、後の天皇にどちらの皇子を立てるかで対立。戦となります(保元の乱)が破れ、讃岐(現在の香川県)に流され、45歳で没しました。在位中に藤原顕輔に『詞花和歌集』を編纂させています。


参考サイト:https://ogurasansou.jp.net/columns/hyakunin/2017/10/17/1359/



この歌から私は、まっすぐで情熱的な作者の「意思」を感じました。

解説を通して、崇徳院の不遇な人生を知ってから改めて読むと、よりいっそう激しさや力強さを感じられる気がします。

歌を読んだとき、ふと「織姫と彦星」が頭に浮かびました。

「一年に一度しか会えない」織姫・彦星と、「離れ離れでもいつか必ず逢おう」と決意する崇徳院。

どこか繋がるような印象を私は受けました。皆さんはどうでしょうか?

そこから、宇宙に広がる天の川を挟んだ恋人をイメージし、今回のメインビジュアルイラストになっています。二人を隔てるものがあっても、愛し合うまっすぐな眼差しを意識して描きました。


ところで、二人の着けている「ネックレス」と「ピアス」に気づいた方はいらっしゃるでしょうか?

花言葉が「純潔」「威厳」「甘美」である、“白百合”をモチーフにしています。

二人にとっての誓いのような、そんな気持ちを表現しました。



※こちらのイラストはクリアファイルとポストカードの2種類のグッズをご用意しています。





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